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「従いなさい」の先にあるもの|箴言と一緒に読む「神様の願い」の話(第6話より)

Mimi

📻今回の内容は、ポッドキャスト第6話「“人生の地雷”はこうして避ける|箴言がくれた、清く賢く生きるヒント」の続きとして書いています。

※記事の英語版はこちら。Click here for the English version

まだ聴いていない方は、こちらからどうぞ👇

今回も聴いてくださって、ありがとうございました。

いかがでしたでしょうか?

少し、「聖書を読んでみたいな」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

今は無料の聖書アプリがあるので、スマホやタブレット一台で様々な訳を読み比べることができます。

📖無料の聖書アプリ:YouVersion 

⬆️世界的に親しまれている聖書アプリです。app storeが開きます。

オーソドックスなものは「新共同訳」で、カトリックとプロテスタントの共同により翻訳され、日本聖書協会が出版しているものです。

私はそれに加えてJCB(リビングバイブル)という、少し噛み砕いた訳を、ラジオの引用に用いるときや、気分を変えたいときに読んでいます。

こちらは少し意訳っぽいところはありますが、大筋は変わりません。

「聖書ってハードル高いな…」と感じている方は、JCBから読んでみるのも良いかも知れません。

具体的に、訳によってどれくらい違うんだろう?って思った方。

今回ご紹介した聖句をひとつ、試しに引用してみます。

新共同訳:

さて、子らよ、わたしに聞き従え。

私の道を守る者は、いかに幸いなことか。

(箴言8章32節より)

JCB:

だから、私の言葉に聞き従いなさい。

私の命令を守ることが、幸福の鍵なのだから。

(箴言8章32節より)

――だいぶニュアンスが変わってきますよね。

でも、聖書を読むうえで、いちばん大切なのは、
「どの訳を読むか」よりも、そのことばが、自分の心にちゃんと届くかどうかだと思います。

(※ただし、ごく一部には、特定の団体などが極端な解釈を加えた訳もあるので、初めて読むときは、できるだけオーソドックスな訳を選ぶのがおすすめです。)

そして、そうして心に深く響いたことばを通して、
何かに気づかされたり、「ああ、そうか」と腑に落ちる感覚があったりすること――
キリスト教では、そうした体験を「悟る」と表現することがあります。

そして、ただ聖書を読むだけじゃなくて、日々の生活の中でもその言葉を心に留めて、実践していくことで、その「悟り」も深まっていきます。

聖書は、ただの知識を詰め込むための書物でも、耳に心地のいいことだけを並べ立てたスピリチュアルでもありません。

実際に実践して、私たち自身が成長し、幸福に生きていくための、「生活に根ざした」書物なんです。

そして、その書物は、神様の「愛」によって書かれました。

こう書くと、中には、意外に思われる方もいらっしゃるかも知れません。

世の中では、「愛」っていうとなんだか漠然としているし、実際、旧約聖書は特に、メチャクチャ神様が怒っているシーンが多くて(第3話でとりあげましたよね🌊)耳に痛いような言葉もたくさん書かれてある。

今回とりあげた「箴言」という書物は、かなり教訓めいた内容で、一見すると、「神様の愛」とは関係ないように思えたりもします。

しかし、先ほど引用した聖句にもあるように、その根底には「あなたたたちが道を踏み外すことなく、幸せに生きてほしい」という、神様の願いがありました。

――でも。
「従いなさい」って言われると、「愛」っていうより、一見、ちょっと窮屈な気がしてしまう。

実は私は、信仰を持ってからしばらくの間、この悩みを抱えていました。
心では「正しい」って分かっていても、
100%素直な気持ちで「神様の教えに聞き従おう」という気持ちには、なれなかったのです。

でも、RAPTさん(私が聖書を読むきっかけになったブログの著者の方です。)の記事を読んで、「決してそうではないんだ」ということが分かってきました。

こちらの記事をお読みいただくと、
今回引用した「だから、私の言葉に聞き従いなさい。私の命令を守ることが、幸福の鍵なのだから。」という聖句についても、もっと深く理解できると思います。

全知全能の神様は、私たち人間のことを、私たち以上によくご存知です。

だからこそ、「私たちを取り囲むさまざまな敵」の姿も、すべて見抜いたうえで、
「こうしなさい」「こちらの道がいいよ」と、御言葉を通して導いてくださるんです。

そして、その御言葉に従って歩もうとするとき、
神様は「ちゃんと見ていたよ」とでも言うように、さまざまなかたちで、私たちを祝福してくださいます。

これは、実際にやってみないとわからないかもしれません。
でも、本当のことです。

私も、これまで何度もそのような経験を重ねてきたからこそ、神様を信じるようになりました。

その出来事については、また改めて少しずつ書いていきますね。

🎤第7話では、そんな「私たちの敵」の中でも結構強力な「サボりたい、怠けたい、もう一人の自分」について、新約聖書(ラジオでは初登場!)のパウロという人物を取り上げて、少し掘り下げていきたいと思います😊

お楽しみに。

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